『死の記憶』

■著者:トマス・H・クック (文春文庫)

悲惨な殺人事件が家族を襲い、それをまぬがれたスティーヴ。ある女性の出現をきっかけに事件のことをだんだんと思い出してきます。でもそれは見当違いだったんです。読んでる私も騙されました。最後のスティーブと父親の言葉のやり取りが、静かでとても重いんです。




(あらすじ)時雨の降る午後、9歳のスティーヴは家族を失った。父が母と兄姉を射殺し、そのまま失踪したのだ。あれから35年、事件を顧みることはなかった。しかし、ひとりの女の出現から、薄膜を剥ぐように記憶が次々と甦ってくる。隠されていた記憶が物語る、幸せな家族が崩壊した真相の恐ろしさ。クックしか書きえない、追憶が招く悲劇。

死の記憶

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