『軌道離脱』

■著者:ジョン・J・ナンス (ハヤカワ文庫NV)

殆ど素人の主人公が地球をまわり続ける宇宙船に取り残される物語です。始めは実際にあった事故をもとにした映画『アポロ13』に似てるなあ、と思ったのですが、読み進めていくうちにどうやら違うということに気付きました。もう死ぬと覚悟した主人公がコンピュータに書き込んだ文章が知らないうちに地球上に送られてしまうという、とても恥かしい状態で数日が経過します。その間がこの物語の中心です。
 「面白くなってきたなあ」と思うと、同時刻の他の登場人物(多すぎる)への話に移ってしまい、文章は細切れです。一気に興奮しながら読みたいと思う人はイライラしてしまいます。しかもその大勢の登場人物も物語を面白くするのにはあまり役立っていない気がしました。
 



(あらすじ)長年の夢が叶い、平凡な会社員キップ・ドーソンは宇宙旅行に出発した。だが、宇宙船が軌道に乗ってまもなく事故が発生、パイロットが死亡し、通信も断絶した。ただ1人生き残ったかれは、地球に還るためにあらゆる方法を試みる一方、パソコンに自らの回想録を書き始める。が、それが知らぬ間に地球に届き、全世界が注目することに。世界各国が救出活動を始める中、孤独な闘いを続ける彼の運命は?感動の冒険サスペンス。

軌道離脱

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軌道離脱 (ハヤカワ文庫 NV ナ 2-4)


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